熱い感謝

昨日、アマゾンから書籍の販売金が入金されました。

金額としたら、駄菓子屋でお菓子が何個買えるか程度のものですが、

なんだか非常に嬉しい気持ちです。

書籍を購入してくれた方、Kindle Unlimitedでペラペラと読んでくれた方、

本当にありがとうございます。

「自分が作ったものが売れる」

当たり前のことですが幸福なことだと思いました。

小学生のころに参加した自然とのふれあいプログラムの中で、

自分が収穫した野菜や木工細工のアクセサリーを地元のお祭りで販売した時に、

お客さんがそれを手にとって購入してくれた

あの時の達成感を思い出しました。

(どれだけ昔の記憶なのか、、、笑)

上泉村という本当に小さな村で、一週間くらいかけてお祭りの準備をして、

それはもう本当に大変な作業なんですが、

お祭りが終わってお金を集計している時のあの高揚感は、今でも覚えています。

(そう考えると、現金な子どもだったのかもしれません笑)

でも、普段働いている会社やアルバイトでは、この感覚ってなかなか味わえない。

一緒に働く仲間を助けたり、

ハードなプロジェクトが終わって、上司に褒められたり、

悩んでいる後輩を手助けしたり、

やりがいを感じることももちろんあるけれど、

自分が作り出したものが世に出て、それがどれくらい自分の組織に貢献できているのかは

結構見えづらかったりします。

月に一度もらえる給料っていうのは、どちらかというと

「どれくらい長く働いたか」

に左右されるので、なかなか貢献度と比例しているとは考えにくい。

これは同じ子どもの頃の経験で言うと、

夏休みに親戚の家でお手伝いをして、おばさんからお小遣いをもらうのに近いのかなと思います。

もちろん、昨今の時勢でスモールビジネスに携わっているたくさんの人たちが困っているのも事実ですし、

毎月決まったお金がもらえることも非常に幸運なことだとも思います。

だけど、自分が作り出したものをお客さんが評価してくれて、それが成果になる。

この感覚は、フリーランスやアーティスト、経営者の方達が得られる素晴らしい報酬なんだと気づきました。

僕がやっていることはしがないサラリーマンの趣味でしかないけれど、

その感覚を少しだけ味わえたのは幸運でした。

その意味でも、改めて本を買ってくれた、読んでくれた方に感謝の気持ちでいっぱいです。

この文章が、そんな人たちに届きますように。

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今夜、ロマンス劇場で

今夜、ロマンス劇場で - 作品 - Yahoo!映画

『映画を愛する全ての人に送る、とびきりロマンチックなラブストーリー』

今回紹介するのは、「今夜、ロマンス劇場で」。

映画監督を目指す青年の目の前に、憧れの女優がスクリーンを飛び出して現れた!

と言うお話ですが、お転婆なお姫様が退屈な世界を飛び出して一般市民と恋に落ちると言う点は「ローマの休日」を彷彿とさせますね。

映画が大好きな主人公の前に、登場人物が映画の世界を飛び出してくると言うのはウディアレンの名作「カイロの紫のバラ」と同じ構図。

そんな映画好きの心をくすぐる設定が盛りだくさんなわけですが、

まずはその典型的な「わがままお姫様と、そのわがままに振り回されながらも魅力に惹かれていく主人公のラブストーリー」に思う存分キュンキュンしちゃいます!

ツンとしたお姫様と言う役に綾瀬はるかがバシッとはまっているし、昭和レトロでクラシックなドレスが本当に似合う。

彼女のモノクロな体を隠すために、衣装部屋で新しい服に着替えさせ、化粧をさせるシーンがあるのですが、

新しい衣装に着替えた彼女が登場した瞬間は、誰もがため息をつく美しさ。

これは、その昔モノクロ映画しかなかった時代に、カラー映画を初めて観た人たちも、きっとこんな気持ちになったんだろうなあと思います。

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色が与える印象って本当に大事。

これはこの作品の一つのテーマにもなっています。

その後も、レトロなドレスから庶民的なブラウスまで、綾瀬はるかはシーンが変わるたびにどんどん衣装が変わります。

もはや登場人物のファッションを楽しむだけでも十分なほどの眼福映画となっております笑

綾瀬はるかだけでなく、普段モデルとして活躍している本田翼の「いわゆるお嬢様」的なファッション・ヘアスタイルも素敵です。

画像(2/5):「生粋のお嬢様を、邪念なく演じました」―『今夜 ...

真っ白な日傘なんか持っちゃったりしてね笑

個人的には坂口健太郎演じる主人公のファッションもなかなか魅力的。

綾瀬はるか×坂口健太郎映画『今夜、ロマンス劇場で』運命なんて ...

ダボパンとベストのセットアップにヨーク付きのドリズラージャケットを合わせて、

雑用をやりながらも、映画の助監督として作業着にはならないようにしている。

ノンノ、メンズノンノそれぞれのトップモデルの共演が味わえる映画として観ても面白い!

 

しかし、この映画の魅力はそこだけじゃありません!

邦画って(あくまで邦画をあまり観ない僕の個人的な意見ですが)役者に比重が置かれがちと言うか、あくまでこの俳優あってのこの映画、って言うのがいい意味でも悪い意味でも多いような気がします。

(劇中で言えば「〜とハンサムガイ」シリーズ(北村一輝演じる売れっ子俳優の主演映画)みたいなもんですね。流石に誇張しすぎですがフィクションではないことも間違い無い笑)

でもこの「今夜、ロマンス劇場で」は脚本もかなり力入ってると思います。

まず、ストーリーの展開方法として、昔話形式で進んでいきます。

病院にいるおじいちゃんが、昔あった話として看護師に語る、と言うスタイルです。

これが終盤になって意外な展開に繋がっていきます。

(看護師の演技が微妙すぎて急にテレビドラマかな?と思っちゃうのは残念なところですが笑)

設定で言えば、いわゆる身分差恋愛とでも言えばそうくくれちゃうわけですが、そう言う映画には大抵「タイムリミット」的なものが設定されてますよね。

いわゆる「元の世界に帰らなくちゃいけない」的な設定。

ずっとはいられないからこそ、ロマンチックになるわけですから、まあ今回もそんなことだろうなあと思って観ていると、そんな単純じゃ無いんですね笑

そこに、この映画の挑戦的な部分を感じました。

それゆえ、ラストにかけて少しアクセントの効いた展開になっています。

もちろん、めちゃめちゃ感動します。

 

また、主演以外の登場人物にしっかり花を持たせている所にも好感が持てます。

まずは本田翼演じる社長令嬢。

もうね、僕はこの映画観て本田翼に惚れちゃいました笑

いい子すぎて!

この社長令嬢、最初から主人公に恋しています。

いわゆる三角関係なわけですね。

普通そうなったら綾瀬はるかは恋敵な訳ですから、バチバチしたっておかしくないし、

社長令嬢としての権力を駆使して邪魔するんかなあと思いきや、しない笑

むしろ主人公を全力でアシストします!

それがもう切なすぎて・・・。

後半の主人公と社長令嬢の会話が、この映画で一番切ないシーンだと個人的には思います。

すごく意外でした笑

 

そして、北村一輝演じる超売れっ子俳優。

冒頭ははい、出ましたー!って感じのしょうもなさで、周りに弟子を侍らして、自分の一存で映画の脚本を作り直させたり、わがまま放題な奴なんかなと思いきや、彼もまた大事なところでしっかり主人公を後押ししてくれます。

監督とプロデューサーが明かす『今夜、ロマンス劇場で』製作秘話 ...

思い返せば訳もなくぶん殴られて気絶したり、ダイナマイトの爆発で大怪我したりとんでもない目に合いながら、決して不平を言わず前向きに役者を続けるただの良い奴だったりします。

ロマンス劇場の支配人も、初めは貧乏な主人公からしっかり金とるさもしい奴かと思いきや、ラストでしっかり男前を見せてくれます(金とるところがしっかり伏線になってたり)。

二時間弱でここまでいろんな人を活躍させる丁寧さも、この映画の素敵なところだと思います。

そういうところでも、脚本にしっかり力が入っているなと感じました。

あとこれは完全に偶然だし余談ですが、この物語の語り手である病室のおじいちゃん=昔の主人公を演じた加藤剛は、映画公開の四ヶ月後に亡くなっています。

撮影中もガンによる体調不良を悟られないよう振舞っていたそうです。

それを踏まえて観ると、また一段と深みが違ってきますね。

 

長々と語ってしまいましたが、

王道ロマンスとして、シンプルに楽しめる作品だと思います。

昭和レトロな雰囲気や衣装が好きな方は特に。

似た設定でこれまた名作の「カイロの紫のバラ」と見比べてみても面白いかもしれません!

(こっちは配信が無いのでTSUTAYAなんかで借りないといけないのですが・・・)

 

 

 

 

ニューヨーク 眺めのいい部屋売ります

ニューヨーク 眺めのいい部屋売ります - 作品 - Yahoo!映画

『変わりゆく時代と、変わらぬ愛。』

『忙しない日々の中で、大切なものを見つめ直してみませんか?』

今回ご紹介するのは名優タッグのW主演映画「ニューヨーク 眺めのいい部屋売ります」です!

モーガンフリーマンとダイアンキートンが夫婦役の映画って聞いた時点で期待大な訳ですが、その期待にしっかり応える名作です。

ストーリーとしては、老夫婦がエレベーターが無いマンションの部屋を売って、新しい部屋を買おうっていう話。

BGMもほとんど無いので実際の夫婦に密着したドキュメンタリーを観ているかのよう。

そのシンプルなストーリーの中に色々なドラマがあって、

シンプルだからこそ役者の演技力が光ります。

そこがこの映画の最大の魅力でしょう!

主演二人の名演を観るために作られたと言っても過言では無いほど。

特にダイアンキートン、この人本当に台本読んでるのかな?って位自然。

いがみ合っているシーンやサプライズに驚くリアクションなんて本当に何十年も一緒にいる夫婦なのかと思ってしまいます。

旦那さんに話しかけるとき「Honey」を端々に挟むんですが、これがもう本当に自然!

どれくらい自然かと言うと、もはや字幕に反映されないくらい自然なんです笑

日本語に訳せば「あなた」とでもなるんでしょうが、相手の機嫌をとったり、愛情を表現したり、細かな感情が伝わります。

 

物語が進むにつれ、二人が過ごしたブルックリンやその部屋には様々な思い出が詰まっていることがわかります。

愛犬をプレゼントした屋上だったり、二人の出会いのきっかけになった絵画。

舞台は非常にコンパクトですが、過去と現代を行き来することで物語に奥行きが出てきます。

二人が結婚したのは、黒人差別がまだまだ残っていて、州によっては黒人と白人の結婚が禁止されていた時代。

結ばれるには、多くの壁があったことがわかります。

そして、それ程多くの時が経ったと言うことを実感します。

時代の変化と、変わらぬ二人の愛情のコントラストがまた美しいのです。

そこもこの映画の魅力と言えるでしょう。

 

ラストシーンも洒落が効いていて個人的にとってもお気に入り。

「あの数日はローラーコースターだった」

と言う台詞の通り、バタバタとした数日間が続いて、またいつもの日常に戻る。

人生は、その連続なのかもしれません。

忙しくなく移りゆく時代の中で、普遍的な価値や、いつまでも大切にしたい存在を見つけることが、幸福な人生を送るために必要なことだと、この映画が教えてくれます。

恋人同士で観てもいいですし、一人でゆったりコーヒーでも飲みながら、はたまた友達とご飯を食べながら観ても、男女年齢問わず誰にでもお勧めできる映画だと思います。

 

あなたが大切にしたいものはなんですか?

そんなことを考えつつ、名優の演技に酔いしれてください!

 

マジック・イン・ムーンライト

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今回は、僕の大好きな監督ウディアレンの映画を紹介したいと思います!

ストーリーとしては、皮肉屋な天才マジシャン(コリン・ファース)が、インチキ霊能占い師(エマ・ストーン)のタネを見破ろうとして一緒に過ごすうちに、逆に霊って本当にいるんじゃないか?と思うようになり、占い師自身にも惹かれちゃう・・・って話です。

トリック映画とラブコメディが上手く混ざった映画になっています。

ウディアレンはいろんな題材をコメディに仕上げるのが本当に上手。

例えばギャングモノ×コメディ(ブロードウェイと銃弾)とか、SF×コメディ(スリーパー)とか、ミステリー×コメディ(マンハッタン殺人ミステリー)とか、どんなジャンルでも彼の手にかかればお洒落でアホらしいコメディになっちゃうんですね。

ウディアレンの魅力は語れば止まらなくなってしまうので、話を本題へ戻します。

この映画の魅力は何と言っても

「とにかくお洒落」

これに尽きるでしょう!

 

まず舞台は南フランス。

庭にプールがあったり、テニスコートがあったりするようなコートダジュールの大豪邸と、自然豊かなプロヴァンスの家を行き来するのですが、そのどちらも美しい!

降霊会が開かれる部屋の前室なんかは、中世ヨーロッパにアジアのオリエンタルな雰囲気が混ざり合っていて、それが主人公のヨーロッパ人でありながら中国人に扮するマジシャンである事を表現(考え過ぎかもしれませんが)していたり、非常に凝ってる。

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ファッションもみんな素敵です。

コリンファース演じる主人公は、伝統的な英国紳士を体現する3つボタンのツイードジャケットや、ホワイトのベスト、スラックスに敢えてブラックのブレザーで外すスタイルが堪りません(後半で完成した3ピースも拝めます)。

一方エマストーン演じる占い師は、カントリーな雰囲気のブラウスとスカートがメインなのですが、僕が個人的に大好きなのが、赤い襟のセーラーブラウスにネイビーのベレー帽を合わせたマリンスタイル!

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なんですか!このキュートさは!こんな格好されたらそりゃ惚れますわ!

と言うかエマストーンが可愛過ぎますね、ミステリアスな雰囲気に、アメリカの田舎娘の一面が垣間見えちゃうところとか・・・。

音楽も素晴らしい。

全編に陽気なジャズが流れており、なんとも洒脱な雰囲気を醸し出していますが、この映画の舞台(1920年代)では、劇中のセリフを借りればまさに「ホットなミュージック」、イケてる流行曲と言う事なんですね。

時代性にマッチした音楽をチョイスする部分にも、監督のセンスの良さが光ります。

一方で冒頭マジックを披露する場面や、主人公が眠れずにベッドでタバコを吸うシーンではクラシック音楽が使われており、主人公の頭の固さを表現しています(冒頭で流れる「春の祭典」は名曲ですが!)。

 

見た目ばかりにとらわれてしまいますが、脚本もとってもよくできています。

無神論者で合理主義者の主人公が、占い師と一緒に過ごすうち、自分の考えが間違っていたのでは、とついに認めるのですが、自分のアイデンティティが崩壊した先にあるのは、意外にも絶望ではなく希望だったんです。

ん?これってめちゃめちゃ哲学の話?

ニーチェ(ドイツの有名な哲学者)のセリフがところどころに散りばめられていて、かなり哲学的な側面もあります。

ストーリーの基盤に哲学的テーマがありつつ、それをお洒落な雰囲気と軽快なジャズ、そしてお決まりのギャグで決して人には押し付けない、

そんなところもウディアレン映画の魅力の一つです。

そしてしっかりトリック映画としてのどんでん返しと、その向こうにさらなるどんでん返しが待っています笑

(あくまでライトなどんでん返しですが笑)

ラストのシーンも、なんとも可笑しくてロマンチックで、グッと心掴まれます!

映画はprimeでいつでも観れます。

お洒落でロマンチックで、くすりと可笑しいウディアレンワールドをご堪能あれ!

アバウト・タイム ~愛おしい時間について~

 

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ここ10年くらいのラブストーリーとしてはあまりに有名な作品かもしれません。

この映画の魅力は何と言っても「キュンキュン度の高さ」にあります!

もうとにかくキュンキュンします。

観ている間、何回キュンキュンしたか数えてみてください。

僕は2000キュンくらいはしました笑

主人公のひたむきさと、ヒロインの純度100%の愛情と可愛さに

ひたすらキュンキュンして欲しいです!!

 

ストーリーとしては、いわゆる

「なよなよだけど憎めない男の子がキュートな女の子に恋して、周囲の個性的な家族や友人に支えられて成長していく」話です!

そこにタイムトラベルの要素が合わさってるんですが、SF感は全くありません。

タイムトラベルは主人公が過去に打ち勝ち成長する為の一種の比喩みたいなもんです。

そこまでいうと言い過ぎですが、本当にタイムトラベル自体はとっても自然です。

なので、あんまりタイムトラベルの仕組みとか、

SF脳で考えないようにしてほしいです。考えるとどうしてもツッコミたくなってしまうので・・・

 

話が少しそれました。

この映画、序盤はなよい主人公が1回目でドジ踏んで「ちくしょー!」って言って、

タイムトラベルしてテイク2でうまいこといくっていうコテコテなラブコメ的展開が続きます。

その中にキュンキュンしちゃう場面が50回くらいあるんですが笑

暗闇街コン(視覚を奪われた状態で見知らぬ男女が食事をする街コン。そういうの本当にあるみたいですね)のシーンとか、もう分かりやすく二人の距離が近くなっていく感じが堪らないですね。そこを視覚描写なしで、時間の経過だけで表現しているところも上手い

とにかく序盤は本当にコテコテなラブコメ。

 

晴れて彼女と結ばれてからの中盤からは話が少し深くなって、

親子や、家族の絆が描かれていきます。

そこからグッと話に深みが増します。

でも、ヒロインのピュアッピュアな愛情だけは変わらないんですね。

主人公の心境の変化と、ヒロインの変わらない部分(もちろんいい意味でです)のコントラストも良い。

見た目も主人公はスーツなんか着たりで分かりやすく大人になっていきますが、ヒロインはずっとガーリーな部分を残してるんですね(もちろん、結婚してママになって、変わってはいるんですけど少女性を残してる)。

この、レイチェルマクアダムス(ヒロイン演じる女優)が可愛すぎてどうしようもないんです!!

髪型で言えば最初の前髪ぱっつんからシースルーバングのボブスタイルまで、服で言えばピチッとしたドレスからグリーンのニットとデニムのカジュアルスタイルまで、全っっっ部可愛い。

でも性格で言うと可愛らしいと言うよりユーモアたっぷりでひと会話に1回は笑わせたくなっちゃう性分の持ち主なんです。

こんな子いるかね!?と1分間に2回くらい思っちゃう(いませんね)。

レイチェルマクアダムスの可愛さだけでも2時間耐えうると言っても過言ではない映画です笑

登場人物も皆キャラ立ちしてて素晴らしい。

ヒロインと同じか、それ以上にピュアッピュアなんだけど上手くいかない妹、

タイムトラベル出来るのにそれで読書ばっかりしてるお父さん(この人本当にいい人)、

天然ボケ通り越してもはや記憶喪失な叔父さん(お洒落だし天然だからこそ大事なところで本質を突いてきます。)、

悪友のジェイに、シャイな脚本家ハリーも、

多分登場人物の誰かには共感できるようになってるんじゃないでしょうか。

みんなどこか抜けてて、憎めなくて、主人公の事が好きなんですね。

ラブコメ的なキュンキュンと、家族愛的なキュンキュンに、タイムトラベルの要素を入れながら、ファンタジーではなくてヒューマンドラマ的な要素に深みを加えている、圧倒的な名作と言われるのもわけありません。

中盤の「土砂降りの結婚式」のシーン(ジャケットのシーンですね)、終盤の「海辺の散歩」シーンは、記憶に残るシーン間違いなしです。

 

でもちょっと気になるのは・・・

こう言う「なよなよだけど憎めない男の子がキュートな女の子に〜」的な映画(に出てくるヒロイン)っていわゆる「MPDG(マニックピクシードリームガール)」って言われているらしいです(名前難しいですね)。要するに『天真爛漫な空想上(夢)の女の子』って事ですね。そう言う女の子が主人公を振り回しながらも人生の大切な事を教える、的な。

昔の映画だと『ローマの休日』とか、ジムキャリー主演の『エターナルサンシャイン』が有名ですね(作った側としてはあんまりそう言うくくりにして欲しくないと言ってるそうですが。『500日のサマー』なんかも典型的なMPDG映画的な展開でありつつ、「そんなうまくいくか!!」って言う現実をコミカルなオチとしてつけてるから違う!とか色々主張があるみたいです。)。

僕、本当にその類の映画が大好きなんですけど、

まあ、往往にして

「そんな子いるか!」

「ってかなんでそんななよい男に不意にこんな可愛い子が恋すんねん!」

と言う2大ツッコミが入るんです笑

言っちゃえば草食系男子の理想像ですよね。

まあ、そう言う思想がだんだん飽きられてMPDG映画も減っていくわけですが・・・。

だから、女性からしたら「こんな子いるかね??」となって、主人公にも感情移入できないしなかなか楽しめないんじゃないかなあ?

って思うんですよね。おすすめしといて言うのもなんですけど・・・。

でも実際は、女性でこの映画好きな方は本当に多い!

で、毎回「いいよねー!!」って言いつつ、「でもこれって結局男の理想じゃない?」って言う疑問は抱きつつ、でもせっかく好きな映画を共有できているのに水を差すのもはばかれて聞けないでいるのです・・・。

なのでこれを観た女性の方!

ぜひどんな所に魅力を感じるか、教えて欲しいです笑

ただ一つ言えることは、

キュンキュンは男女共通の感情だよね

ってことです(真言)。

こんなご時世、お家で是非、キュンキュンを楽しんで欲しいです!

内容としては友達と観ても、家族と観ても(ちょっぴりセクシーな場面もありますが、本当にちょっぴり!)、恋人同士でも観てもいいですねー。

ちなみにPrimeの視聴が4月19日で終わってしまうみたいです!!

気になる方はお急ぎを!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

読書感想文

こんばんは。

今日はコーヒーとは関係無いですが、

実家で部屋を整理していて思った事があったので幼い頃の話を。

読書感想文

ってありましたよね。

読書感想文と聞いて、皆さん何をイメージするでしょうか?

僕には苦しい苦しい記憶しかありません 笑

数ある面倒な夏休みの宿題の中で、自分で考えてひねり出さないといけないという点で、自由研究に次いで難関な作業だったからです。

ただ量をこなせば良い漢字や計算ドリルと比べて、自分で本を読み、そのあらすじ、本を読んでどう感じたか、その本から何を得たか、考えなければなりません。

最近実家で見つけた自分の当時(おそらく小学3年生)書いた読書感想文は

苦し紛れの改行と、意味の無い行間のスペースに、あらすじで出来るだけ原稿用紙を埋める、文字数を稼ぎたい気持ちがひしひしと伝わってくる作品だったのです 笑

その狙いを見透かすように赤ペンでスペースや改行を注意した先生の添削が赤ペンで書き足されているのです。

それ位、僕にとって読書感想文は苦手なもので、嫌いなものだった。

でもどうでしょう。

今、僕がやっていることは誰に求められるでもなく文章を書き、お店の魅力を文字に起こし、映画の感想をSNSに投稿する。

そんな毎日です 笑

何故あれだけ読書感想文の事が嫌いだった僕がそんな事をするのか。

それは、本当に素敵なモノ/コトに出会えているから

魅力を感じないものに対して

これはとても魅力的です

と述べる時ほど辛いものはありません

誰だって、堪らなく美味しいものを食べたり、感動する映画を観たら誰かに共有したくなりますよね。それは子どもでも大人でも同じです。

その感情が今のSNS時代を作り上げているのだと思うし、社会の中で生きる人類の知恵でもあると思うのです。

また、観たもの、読んだものの感想を書き留める事は、自分がその作品をより深く理解し整理する意味もあるし、単純な備忘録にもなる。

読書感想文

的行動は、良い事づくめじゃないですか!

これを読んでくれた人は、今晩から自分が読んだ本、観た映画、に限らず色々な経験を、

家族

友人

恋人

はたまたSNS

にどんどんシェアしていきましょう!

そうやってみんなで意見の幅や感情を広めていく、それがコミュニティの理想じゃないでしょうか

そしてお子さんがいる人、目の前にまさに読書感想文を書く必要のある子供がいる人は、その子にとって素晴らしい本を与えてあげて下さい

そしてその子が、

自分が読んだ時のこの感情の高まりを、気持ちを、みんなにどうしてもシェアしたくなるように

決して本屋の「推薦図書」の中の一番真中を(当時の僕のように)適当に取ったりしないように 笑

コーヒーとは関係無い話でしたが、ついこの前そんな事を思ったので書いてみました。

写真を追加しました

こんにちは。

今までの記事に写真を追加してみました。

始めた当初は特に考えてなかったのですが、Instagramの昔の投稿で、

もちもちのパンが美味しかった

的な投稿のコメントに

そのもちもちのパンが見たかった…

というコメントが

その時の写真は店内の写真だったのですが、散々美味しそうな文を並べて、その写真が無いって言うのはある意味ミュージシャンがシングル曲のカップリング代わりに入れる「ライブ音源」の様な、映像とセットで完成するものを皆さんに見せてしまっているわけで、それでは確かに不親切だと思ったのです。

色鮮やかな野菜たちが…

と言ってその野菜たちの写真も無く、

是非、一度行って味わってください

なんて小綺麗に締め括られていたら、僕なら乱暴な記事だと思うなと、今になって気付きました。

今まで読んでくれていた皆さん、ごめんなさい笑

と言うことでこれからはなるべく写真も文章とセットで載せていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いします。

New shop 山形

今回紹介させて頂いたのは山形のTsukicoffee×koshindo2区。

系列店のTsuki cafeはひょっとしたら山形で一番有名なカフェかもしれません。

『フォトジェニックなお洒落カフェ』として紹介されることも多い月カフェですが、オーナーのコーヒーに対する熱いこだわりは本当に凄まじい。

珈琲人口を増やすには

ややこしいコーヒーの世界を分かりやすく伝えるには

考え抜いて考え抜いたオーナーの答えがそこにはあるのかもしれません。

正直このお店は有名だしインスタグラムでも話題です。

なので僕が伝えたいのはその少し奥に入った

こだわり

想い

の様なもの。

だからもう既に行ったことのある方にも一度読んでもらいたい。

そうしてこのお店のことをもっと好きになってもらいたい。

ページは

SHOP→山形

からご覧下さい。

それにしても山形、本当に素晴らしいお店が増えてきました。

距離にして遠く離れてしまいましたが、遊びに行く理由が星程あります笑

written by mamoru

コーヒーの役割

 

こんばんは。

先日胃腸炎にかかって健康の大切さを思い知りました。

皆さんも体調にはくれぐれもお気を付けください。

 

先日BOTA coffeeの英人さんと話していて思った事なのですが、

どうしてBOTA coffeeは深煎りのみのセレクトなのか

と聞いたところ、もちろん自分が好きだから、というのもある

というのを前提に

やっぱり毎日飲むとしたら、やっぱり深煎りなんじゃないか。コーヒーの役割を果たしてくれるのは、深煎りだから。

と。

 

そこで僕も

ある喫茶店で浅煎りのコスタリカとケーキを注文した時の事を思い出したのです。

フルーティで甘みのあるコスタリカは単体で最高に美味しいのですが、ケーキの甘さを全く中和してくれず、食べ切るのに苦労してしまいました。

本来、甘さをその苦さでカバーしていつまでも美味しく食べられるようにしてくれる筈のコーヒーの役割を果たしてくれなかったのです。

浅煎りのコーヒーが大好きな僕でさえ、この時ばかりはもっと深煎りの物を飲みたかったと後悔しました。

喫茶店のコーヒーは、カレー屋で出てくるヨーグルトドリンク。

料理の味を中和してくれる役割があるということ。

その役割をしっかり果たしくれるのは、やっぱり深く焙煎された苦味のあるコーヒーなのだと。

 

BOTA coffeeと相性抜群の濃厚なフロランタンを頬張りながら、その深煎りの訳に腹落ちしたのでした。

 

BOTA coffeeのページはこちら

https://hygge188.com/bota-coffee/

 

mamoru

Hygge_niigata

こんばんは。

寒い時こそ

温かいコーヒーが美味しいと思える

そう考えると、

感情は差によって生まれるものだなと改めて実感しますね。
今回、新潟から

長岡の「GOOD LUCK COFFEE」

西浦の「Taibow coffee & gelato soft」

中央区の「HOSHINO koffee & labo.」

を追加しました。
今回ひょんな機会から新潟のコーヒーショップを回ったのですが、新潟にも個性的で、わざわざ足を運びたくなる様なお店がたくさんありました。
ALLPRESS ESPRESSOのコーヒー豆を取り扱うGOOD LUCK COFFEE (https://hygge188.com/good-luck-coffee-長岡)
圧倒的な開放感のある絶景とこだわりのジェラートも楽しめるTaibow coffee & gelato(https://hygge188.com/taibow-coffee-gelato-soft-(西浦))。
沼垂テラスという昭和レトロな商店街にある HOSHINO koffee & labo.(https://hygge188.com/hoshino-koffee-labo-沼垂)。

詳細はHyggeのshopページから、新潟を選んで頂き、ご覧下さい。
Mamoru